慢速冬

人が集まって、どんどん人が集まってきて、仲のいい友達がたくさんいる場所
それは想像もできるし、自分が行くことができる場所、行けない日もある場所
こんな日に仕事の人も気持ちのなかには、別の場所があって
車両の連結部分、たまに人が何人も入れるスペースのときがある、
人一倍寂しがりやだけど一人でいるのが一番好き、
あれを飲んだら地面が少しやわらかくなって
今一つの街に、とても一つの街につきました。
クリスマスの中の第6位、この街のなかの第6位、
いつもより目と星の間の距離は遠いように思う。ほんとに何にもなれんくて、自分が大きすぎて。
一旦更地にしてほしい。好きな子にラインを送る、今からどっか行かへん？会いたいねんって誘うのは夜中。近くのカラオケは満室、クリスマス、こんな夜遅くにどこも空いてない。コンビニで買ったケーキを2人分買う。食べたら寝る。
次の日は昼に起きて近くの中華料理屋、いい天気のなか商店ははずむ。いつものメニュー頼んだ。昨日の夜取れなかった電話がなった、電話の向こう側、みんなで集まってぐたぐたしてる。寝ぼけてるりょうちゃん、かほちゃんは優しい、帰ったのはまつなが、他の人はわからない。昨日の夜中にみんなで映画4本も見たんやって。ピザとかすし食べたんかな。かわいい会話があって8分話してから切る。感情のプロ、プロはプロらしくお金を払う。小銭は子供、お札は大人。
帰り道の北大路はマラソン/台風がおわっててしずかな、クリスマスよりも大晦日の方に近い雰囲気。
家に帰ったって16時までひま。さっきに折り返してまた電話する。その子と年末会えたらいいなって思った。ふたりでどこかにいきたい。仲良くなりたい。電話の向こうでずっとピアスが耳の穴に入らない音ときゃっとか言ってる声たぶん、と変な映画の声が聞こえてた。電話越しやのにちょっと怖くなった
喉乾いたけど、冷たい飲み物しかないから我慢。お湯を飲んだ。
家を出て自転車ははやく、速い自転車はもっとはやく大宮を目指してクリスマスの商店街越しに駐輪する。プログレのギタリスト特集や、Q-tipのサンプリングがいかにオリジナルかを30秒で半分の理解。立ち読んでも血肉にはできない時間帯。
隣駅16:30、去年の今頃あったひとと会いました。加藤さんがいて、イマキンさんがいて。
楽しく話した。少し昔の友達、今何やってるのかなって色々教えてもらった。レーベルやって一年に一回ツアーやってって旺盛。7インチ一枚もらったから大切にする、よーいよーいどん！月亭つけっぱなしの巻。この2、3日で自分の思想を他人に話した、少ない思想を話した。言い訳みたいに聞こえた。静かな声は解放されたい。周りと違うことを言っても解放されたい。播放、播放、播放！播放！麦茶からほうじ茶に切り替えたときに失うもの。その反対に得ること。悲しいからカウントダウンはやめてほしくて、やめてほしい。今日僕は10人くらいの人の一人一人とちゃんと電話やメールやラインや、直接、で会話したから誰かにほめてほしい。人と上手に話せるのは僕には当たり前のことじゃないから、それが出来た時には嬉しい。その時誰かにほめてほしくってしょうがない。そんな人がそばにおってくれたらなぁ。
自分は何にもなれないけど、自分には慣れてきてる。一旦更地にしてください。
神戸の友達に電話した。クリスマスの二日間はずっと仕事やったって。話いっぱい聞いてくれたけど、最後はお互いの乗る電車がきたからそれで終了。電話が切れるとすこし寂しい。
法は侵してないけど、ちょっとした条例なら破ってした電話かもしれん。十三、縦でもなくて横でもなくて斜めの町。こんばんは、こんばんは、こんばんは。